身体的DVがなくても、支援措置は受けられます。
・支援措置とは・・・
住民票は家族や第三者でも入手することができます。モラ逃げした新しい住所、夫側には知られたくないですよね?支援措置を受けると、夫が弁護士を立ててもこちらの住所が知られることはありません。
住民票を移さないと公的な書類が届きませんし、児童手当も受け取れません。支援措置はDV・モラ逃げした人にとって必須です。ただし、暴力が全く行われていないにもかかわらず、暴力が行われたと申し出て支援措置を申し出ると、それが不法行為にあたるとされたケースもあります。
身体的DVがなくても、支援措置は受けられますので安心してくださいね。
支援措置を受けるには、相談期間での相談実績が必要
支援措置を受けるには、「相談実績」が必要です。わたしの場合は、夫の面前DVがあまりにひどく警察に相談に言ったら、児相に通告されました。そこから110番したり、警察に駆け込んだり。警察や交番に駆け込んだ回数は、約半年の間に4回ほどだったと思います。
内容としては、いわゆる精神的DVが多く、身体的DVはせいぜい腰を痛めるとかおしりに5cm大の痣とか一般的には軽いものでしたが、それでも支援措置を受けることができました。
Twitterで聞いてみましたが、わたしのようにモラハラでも支援措置を受けられた人はちゃんといましたよ。と言いつつ、モラ夫さんが全く手を出さずにいるとは思っていないので、おそらく大多数の被害者は、つかみかかられたり蹴られたりといったことがあるんじゃないかと思っていますが・・。
ちなみに、「相談機関」とはは、警察や配偶者暴力相談支援センターなどです。
「そんなことがDVになるの?」という呪い
ちょっと話がそれるのですが、「そんなことがDVになるの?」って言われたことありません?しかも身近な人に。
わたしにとっては、切迫流産になりかけて錠剤を処方されている期間中に、夜の生活を強要されるのはDVなんですよね。
残念ながらDVってまだ殴られたり蹴られたりすることのイメージが強くて、性的DVやモラハラなんかは市民権がないどころか、認知度が低いように思います。
でも個人の尊厳が非常に傷つけられているのは確かですよね。
まだ昼逃げできる前、東京都のウィメンズプラザというDV相談センターに電話したときのこと。わたしが身体的DVはそんなにないのだと言ったら「殴る蹴るが悪いことなんて小学生でもわかります。でもモラハラっていうのは、ボディブローみたいなもの。受け続けたら死んでしまうんです。」と言ってもらって、泣いてしまったことがありました。
顔も知らない第三者がやったら犯罪になるのに、「夫婦」というだけで「なあなあ」にされてしまうのは納得いかないですね。笑
モラ夫は妻に執着する
せっかく昼逃げできたなら、居場所は絶対に知られたくないと思います。これもよく言われることですが、モラ夫は妻に執着する生き物です。
ここでひとつ小噺を。
フランス ルイ15世の公妾ポンパドュール夫人は、非常に頭の良い人でした。この時代の公妾というのは、ただ夜の相手をするだけではありません。むしろ、政治上で大きな役割を果たすこともありました。
ある日、政敵であった宰相からポンパドュールが既婚であることをなじられます。ポンパドュールには夫がいて一人娘がいましたが、ベルサイユに来る前から夫との仲は冷え切っていました。政敵に足元をすくわれないためにも、一刻も早く夫と離婚する必要がありました。
さて。ポンパドュールは「離婚してくれ」っていう手紙を出したと思います?
いいえ、逆です。「あなたとヨリを戻したい」というラブレターを書きました。夫には夫で既に愛人がいたので、ポンパドュールに離婚届を送りつけてきたそうです。めでたし、めでたし。笑
ちなみにわたしもこの方法で、夫に調停委員の前で「離婚したい」と言わせました。
あなたは、モラ夫にずっと忖度する生活を送ってきたはずです。どう突いたらどう動くか。一番わかるのは、モラ夫の母ではなくあなたかと。
あなたの素晴らしい未来を祈っています。
コメント