保険総合代理店勤めが考える、シングル家庭に必要な保険はコレです。

経済への道

総合保険代理店の管理部勤務です。仕事内容は、募集人(保険営業マン)がちゃんと営業してるのかチェックすること。

威圧的な募集してないか?とか、足りていない説明はないか?とか。お客様の意向に沿っていない保険を売りつけてないか?とか。そんなことをチェックしています。

誤解を恐れずにいえば、「保険は嗜好品のひとつ」。これは保険業界15年のわたしの上司も言ってた。どんな保険が良いのかは、その人の価値観しだい。

そして保険の目的はただひとつ、将来の不安に備えること。また、「シングル」と一言でいっても、子どもの有無でもちがってきます。この記事では扶養しているお子さんがいるご家庭前提で話をすすめます。

シングル家庭でお子さんが小さいなら、死亡保険はマスト

繰り返しますが、保険の目的は将来の不安に備えることです。最も不安なのは、子の養育者である自分が、ある日ぽっくり死んでしまうことでは?笑

残された子供のその後の生活費を考えることは、最初に考えなくてはならないことでしょう。ちなみにわたしは定期の死亡保険に入っています。定期の死亡保険がもっとも割安なので。

その他医療保険等に関しては、あなたの既往症次第っていうところかなと。ちなみにわたしは医療保険には入っていません。

医療保険の加入については、お客様対応してる募集人もきっぱりタイプが分かれます。わたしのように特に必要ではない、と考えるタイプとたっぷり手厚いものに募集人自身も入っているタイプと。

わたしが医療保険に入っていない理由は、自分が健康優良児であることと国の高額療養費制度があるためです。高額療養費とは、ある一定の金額以上の医療費がかかったら国が立て替えてくれる制度です。

・年収370万~770万の方なら80,100円+(医療費-267,000)×1%

・年収370万以下なら57,600円

・住民税非課税者なら35,400円

詳しくはコチラ(厚生労働省保険局)⇒高額療養費制度を利用される皆さまへ (mhlw.go.jp)

日本の平均年収が420万なので、多くの方が一番上に当てはまるでしょう。だいたい10万もあれば医療費は足りることになります。個室ベッド代や食事代は実費ですけれどね。それでも、日本の医療は手厚いです。

あと、保険証を見ていただいて、健康保険組合であればもっと手厚い保障を用意してくれてるところもあります。協会や組合のHPをたまにのぞいてみると健康情報とかたくさんあって面白いですよ。国民健康保険の方は、お住まいの市区町村のHPをご確認ください。

わたしの会社が加入してる健康保険組合はなかなか手厚くて、自己負担額が25,000円で済むので医療保険に加入していないのです。もしも何も加入しないのは怖い!って方は、都民共済や県民共済も優秀です。

ちなみにたっぷり手厚い保障に入っている募集人は、自身ががんや高血圧の家系など心配があるからのようです。

わたしも、夫はがんと高血圧と糖尿を家系的に持っていたので、彼には手厚いがん保険をかけていました。

不安を考えていたらキリがない

将来に備えることは大事ですが、不安なことを考えていたらキリがありません。使うか使わないかわからないものに必要以上にお金を投じて、日々の生活に事欠いたら元も子もありません。

「2人に1人はがんになる時代」と言われていますが、実際2人に1人ががんになっているのは、75~6歳の人たちで20~40代の死亡原因は事故や自殺がTOP3です。

医療保険に入らないなんて、すごく不安で仕方ない!って方や、両親や祖父母はがんになったから自分も備えておきたいという方は、医療保険やがん保険などご自身の望まれる範囲で保障をつけたら良いと思います。

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