Twitterにいると、「モラハラ夫とは?」という考察がとても盛んにおこなわれている気がする。
「あの時、どれだけ辛かったか」っていうtweetも多い。
けれど、個人的にはモラハラ夫の考察なんか不要だろ、と思う。この先も一緒に生きていきたいなら別だけど、別居や離婚を考えるなら考えることはただひとつ。
自分のメンタルと経済
これに尽きる。資本主義に属する我々にとって、お金は命ともいえるので、お金を手に入れることは精神的身体的安全を手に入れるのと等しいのだから。
もうひとつ、まったく話は異なるのだけど、モラハラ夫を捕まえてしまう女性は、再婚しても再婚相手がモラハラ夫である可能性が高い。
再婚してなくても、新しい彼氏がモラモラしてきて搾取されている印象だ。
一方で、とても円満な関係性を手に入れた元カサンドラもいて、わたしは彼女にDMで聞いてみた。秘訣はなんですか?って。
そしたら「離婚理由をちゃんと正直に伝えることと、思っていることはちゃんと伝えること」って返答が来た。なるほどなと思う。
モラハラ夫の考察も良いと思うし、モラと離れると決心するまではそんな記事も大変有用だった。非常に有意義だった。
でも離れた今は、モラハラ夫のことを考えてる時間なんて、わたしにはない。だって思い出せば思い出すほど、イライラするし、みじめな気持ちも思い起こされるから。せっかくもう終わった事なのに、頭の中で繰り返し反芻する必要なんてないと思うの。
誰にも頼まれていないのに、勝手に忖度してしまうカサンドラ
モラ夫の妻たちに、悪いところなんてひとつもない!夫が悪いのだ!という訴えを目にすることがある。そうかもしれない。でも自分のことを考えれば、たぶんわたしの場合はそうじゃない。
わたしは、「良い妻」になりたかった。夫に「良い妻」だと思ってもらいたかった。だからだと思うのだけど、本当はこうしてほしい・・という気持ちを伝えずにきた。10年以上も。彼にそれを伝えるときには、「我慢」っていうのがもう抑えきれなくなっていた。
個人的には、別に我慢をしているとは思っていなかったのだけど。正確には「モヤモヤ」っていう感情。モヤモヤという感情が10年の期間を経て発酵していて、爆発してしまったイメージ。笑
モラハラをする夫は、自己愛パーソナリティを発症していて自分を内省する能力が足りないらしい。これに関しては、わたしもそう思う。悪いけど。笑
でもそれと同じくらい、わたしも自分のことをちゃんと内省できていただろうか?って考える。もしもちゃんと内省できていたら、「発酵」なんてことにならずもっと上手に家庭内のいろいろなことを解決できていたかも。
夫側からすれば、わたしがモヤモヤを抱いていたことなんて薄々は気付いていたけど、スルーしたほうがラクだからスルーしてただけ。何も言ってこなかったのになんなの??状態だったかもしれない。それもそれでどうなの?だけど、何もいわずに「わかって」というのは、それもちょっと違うよねって。
そう思えるのは、わたしが夫から娘を連れて逃げ出せて、それなりにちゃんと暮らせてるっていうのが大きいと思うのだけど。渦中にいるときなんて常に「アイツ頭おかしい」と思っていたから、喉元過ぎればなんとやらってやつだと思う。笑
今、モラ夫に悩んでる女性を悪く言うつもりも、責めるつもりも全くない。あの人たち、やってることやっぱりおかしいもんね。笑
新しいパートナーと幸せな関係を築いている元カサンドラさんを見ていると、とても心が和むしとてもうらやましいと思う。わたしたちが相手を大事にするように、ちゃんと自分のことを大事にできたとき、当たり前のようにその幸せな関係は享受できる。そんな気がする。
マッチングアプリに精を出すよりも、自分を立て直すことが、欲しい世界を手に入れる一番の近道なのではないかなと思う、今日この頃です。
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