モラ夫くんに悩む妻は、動けるうちに少しずつ準備してほしいと願う

モラ逃げ

先日姉と話していたのですが、モラ夫くんは

そこまで嫌がらせしたらもういなくなっちゃうよね

ってことがわからないと。

なぜか、夫と義家族だけが、わたしに「わからせないと」と思っていた。自分たちとうまくやっていきたいなら、「彼女(嫁)にわからせてあげないと」と思っていたようだった。

そしておそらくそうさせたのは、わたしの離婚の決意が強いと夫側が知ったから。

もしもわたしが夫に寄り添うアピールをしていたら、絶対にこうはなっていなかった。これからモラ逃げをする人は、「もう今すぐ離婚したいっ!」って爆発する前に少しずつ準備を進めてほしいと思う。

実は妻が大好きなモラ夫

よく言われていることだけど、モラ夫は妻のことが大好きだ。

夫も何かあれば「出ていけ!」とかよく言ってきたけれど、彼のスマホの写真フォルダの中はわたしや娘でいっぱいだった。

わたし単体の写真や動画もたくさんあった。

つくづく幼稚な人だなと思ってしまうし、そんな人と恋に落ちた自分がとても悲しいし、何が良かったのか思い出せないし、思い出したくもない。

夫のことを可哀そうだと思っていた自分が、むしろ可哀そうだと思ってしまう。苦笑

夫との結婚生活末期は、遠藤周作の「沈黙」に近い

遠藤周作氏の「沈黙」をお読みになったことはあるだろうか?

江戸時代初期のキリシタン弾圧を描いた物語だ。キリシタンを弾圧するダイカン(代官)と、キリスト教のポルトガル司祭やキリスト教によりどころを求めた農民が、ダイカンから迫害を受ける話。

この本にある弾圧風景は大変重苦しくて、大変むごたらしい。逆さ吊りにされて、頭に血が溜まらないように(溜まったらすぐに死んでしまうので)耳の後ろに穴を開けられ、血が一滴一滴したたり落ちる描写なんて、身の毛がよだつっていう言葉がこれほどあてはまるのかと思う。

キリシタン弾圧を「正義」ととらえる、ダイカンと必死に抗うキリシタン一派。

夫との結婚生活末期を思い出すと、わたしは「沈黙」の場面を思い出してしまう。

確かに被害妄想が入っているし、身体的なDVはほとんど受けていない。けれど、ダイカン側の「むごたらしく傷めつけてやろう」という思惑が、夫の心理に通じている気がするのだ。

余談だけど「弾圧」するときは手加減が必要だと思う。それがあまりに激しすぎれば、他に活路を見出すのは当然なのだけど。

幸か不幸か、モラ夫くんにはそれがわからない。

もしもそれがわかる頭の良いモラ夫なら、今頃わたしはBLOGなんて書けていないのだから、むしろ「ありがとう」というべきかしら。

我慢は長く続かない

夫によくいわれていた。

「さえこは本当に我慢強いね」って。

いや、本当に笑えないのだけど。

夫との生活を娘が18になるまで我慢するつもりだった。でも、無理だった。笑

無理でよかったかもしれないと思う。時間は有限だから。

今だから頑張れるし、まだ人生を取り戻せる。でも、もしかしたら6年後は無理だったかもしれない。

我慢は続かない。いつか本当に爆発してしまう。

わたしのように我慢が爆発する前に。情報を1日ひとつ知り得たとして、1年後には365個の知識が溜まります。

「今、できることをひとつだけ」

モラ夫と別れる準備は、専業主婦でもできます。はじめの一歩はこちら。 – モラ逃げした人の徒然草♡ (saeko123.com)

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