「もうこんなに耐える生活いやだ！」「自分の人生を取り戻したい！」と思いつつ、それでも「離婚に踏み切るのはちょっと・・・」「子どももいるし・・」と躊躇しますよね。
そんなときに、水面下でいつでも別れられるよう、有利に離婚できるように準備できること５つまとめました。さっそく行きましょう。
公の機関に相談する
これはけっこういろいろなところで伝えてきていますが、まずはここが大事です。モラ夫くんと協議離婚で円満に別れられる人は少ないので（さえこ調べ）、多くは調停や裁判を経ることになります。（「調停」なんて聞くと、そんな大げさな・・と思われるでしょうが、個人的には協議よりも調停をお勧めします。養育費を払ってもらえないなど、未来に起こりうる負の可能性が下がるからです。）
そこで活きてくるのが、公の機関での相談実績です。「単なる夫婦喧嘩」や「妻のヒステリー」で片付けられないように、「公の機関」で相談実績を作ってください。
東京ウィメンズプラザ
実際に赴かなくても、電話相談でも大丈夫です。東京都の方なら、おススメは”東京ウィメンズプラザ”です。臨床心理士の親友がおススメしてくれたのですが、大変親身に相談に乗ってくれました。無料法律相談の回もあります。モラ夫くんは、お金にがめつい人が多く、妻の多くは経済DVを受けていますが、お金関係、財産分与や不動産の相談もできるので、弁護士層も厚いようです。
LINEでDV相談
東京都のサービスですが、夫がリモートワークで電話なんてできない！って方には、チャットでできる相談もあります。毎週火曜日に開かれるチャット相談会です。
Twitterでは「親身に聞いてもらえなかった」なんてリプもありましたけど、わたしはとても親身に聞いてもらえました。２０時まで相談できます。
区の女性相談
区の女性相談もなかなか熱いです。区にも寄りますが、ひとり親に対する支援も多く、わたしの住んでいる区はひとり親に対する家賃援助が月３．２万あります。ただ、やはりお役所仕事で申請するのにいろいろお手続きがあるので、援助を受けたい場合は予め相談したほうが良いと思います。
別件ですけど、区に相談する場合は、日を開けて何回か問い合わせたほうがよいです。人によって言うこと違うんですよね・・。「〇〇って説明受けたから、こうしたのに」と言っても、「すみません、こういう決まりなので」で終わる世界ですから、泣きを見ないためにも面倒ですが何回か問い合わせましょう。電話で匿名で出来ますから。
警察＆児童相談所
これはケースバイケースではありますが、警察や児童相談所もありです。わたしの場合、面前DVがひどすぎて児相通告案件になってしまいましたが、おかげで夫は親権不適格だと墓穴をほってしまっているので、調停でわたしと親権を争える立場にいません。
警察に相談する場合、最初に「夫と今後どうするつもりか？」と聞かれるので「離婚するつもり」と答えましょう。
「離婚は考えていない」等と答えると、どんなに殴られてもそのうち真摯に対応してもらえなくなります。「どうせ何を言っても何をしても離れるつもりないんでしょ？」とみなされるそうです。
児童相談所は、日本の場合、必ずしもプロフェッショナルが対応しているとは限りません。先月まで「水道局にいました」という人が転属された可能性もあります。どんな人に当たるかは、完全な運です。ひとつ覚えておかないといけないのは、もしも児童相談所に子どもを連れていかれたら、なかなか返してもらえないという点です。
でもある程度お子さんが大きくて、「お母さんと一緒にいたい」と明言できるなら、児相も無理やりは連れていけないと臨床心理士の親友が教えてくれました。
DVに強い弁護士を探す
離婚案件とDV案件は違います。モラハラやDVが理由で離婚したい場合は、単なる離婚弁護士ではなく、DVに強い弁護士さんを探しましょう。
日本で弁護士さんをお願いする場合、法テラスを介するのが一番安い、破格で法の恩恵を受けることができます。利用にあたっては、一定以下の収入や資産である必要があります。専業主婦や扶養内のパート主婦なら問題ありません。
３回まで３０分の無料相談を受けられます。法テラスに電話すると、受付の方とまず話をすることになります。ここで相談したい内容を伝えるのですが、このとき「DVに強い弁護士の先生をお願いします」と伝えてください。ここは結構大事ですよ。
モラハラやDVに証拠をとる
夫のモラハラやDVが発動されたら、録音をとってください。今はスマホでも簡単にとれます。とった証拠は、Googleドライブなどに格納しましょう。
録音をとられたとなると激高してスマホを壊された妻も多いです。ネット環境にさえ置いてしまえば、あなたの証拠は半永久的に守られます。
わたしの夫は調停で「そんなことは言っていない！」と喚いていましたが、「録音の証拠がある」というとすぐに黙ります。証拠は大事です。モラ夫くんといる限り、証拠は取り放題でしょう。煮え湯を飲まされてイライラすると思いますが、ここはぐっと耐えてください。
あと、あなたがある程度言い返せる妻であった場合、言い返しているところは録音に入らないように。それと「向こうも録音をとっているかも？」ということは念頭に入れておきましょう。ミイラ取りがミイラにならないようにね。
夫側の資産を把握しておく
同居している間に、夫側の資産を把握しましょう。夫の銀行口座や証券、保険、所有する車、持ち家などです。
持ち家の場合は、机上査定に出してください。ネットで簡単にできます。このとき、登録は夫の名前や連絡先ではなく、自分のにしてくださいね。「離婚調停を控えているので内密にお願いします」と書いておけば、うるさく詮索などされません。
もしあなたに資産がある場合は、夫の知らない地方銀行に口座を作り、こっそり移してください。別居日までの資産が夫婦の資産とみなされ、財産分与の対象になります。
もうひとつ、お子さんの預貯金や学資保険は、確保しておいてください。離婚調停になると、子どものなのに、夫婦の財産とみなされてしまいます。これは子どものためのお金なので、死守してくださいね。
離婚不受理届を出しておく
離婚不受理届という届出をしておくと、この届出をした人か離婚調停用紙がないと離婚届を受理してもらえません。
勝手に離婚届を出してしまう人がいるらしく、別居すると弁護士さんからも勧められる対策です。あらかじめ先手を打っておきましょう。
特に、モラ夫君が不倫や浮気をしている場合、妻と一刻も別れたくて離婚届を勝手に出してしまう可能性が高いそうです。
もしも別居や離婚を考えているなら、他にもやれることややったほうが良いことはたくさんあるのですが、「まだそこまでじゃない・・・」ということなら、ここらあたりで十分かなと思います。
この界隈にいると、夫の理不尽に耐えかねて家を飛び出してしまった！という妻さんが多いのですが、今までの生活基盤を全て捨てて新しく構築しなおすのは大変な作業です。
最後まで煮え湯を飲まされるのではなく、ここはしたたかに、水面下で動きましょう。準備するだけ未来は明るくなります。
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おかげ様でTwitterのフォロワー数１５００人、リアルでもモラ夫くんから逃げたい妻さんの相談を受けることが多くなりました。
いやーーーーー、本当にね。モラ夫くんは理不尽すぎて、「なんでだよ」のオンパレードですけれど。
かなり辛い毎日だと思います。愚痴るだけでもかなり違うので、何かあったらお気軽に連絡くださいね。
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